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脳科学的栄養学 No.629 最新の研究から分かってきた、年齢を重ねても認知症になりにくい生活習慣や食生活とは①

  • 2020年9月21日
  • 読了時間: 3分

認知症にならずに元気に過ごしたいというのは、誰もが願うところですね。

リスクをゼロにすることはできないが、研究が進むにつれ、年齢を重ねても認知症になりにくい生活習慣や食生活などが分かってきました。

私も以前は認知症治療薬の研究開発に取り組んでいた時期がありますが、当時は認知症の原因が今ほど明らかになっていなかった時代でした。それで、私自身は研究から得た知見をもとに、自分の認知症予防のための生活を送ってきたところですが、最近の研究でより分かってきましたので、今回から認知症の専門家の話も交えてシリーズで紹介していくことにします。

◇定年退職で認知症リスクが高まるのはなぜ?

認知症は誰でもなる可能性がある一方で、会員の中には「まだまだ先の話」と思っている人も多いかと思います。

40代、50代からの生活習慣が認知症予防のためには大切と様々な情報が配信されていますが、だからといってすぐに自分の生活を変えようという人は少数派では。

認知症予防を身近なものとして捉えるためには、「定年退職」を一つのとっかかりとして考えてみてください。

最近は、一つの会社に人生を捧げ、60歳になったら定年退職し、余生を悠々と過ごすという人は減ってきました。ですが、定年後の再雇用などはあるにせよ、60~65歳あたりを一区切りとして、働くのをやめる人は多いでしょう。

私も65歳でリタイヤを決めましたが、実はそのタイミングで、認知症のリスクがぐっと高まってしまうことがあるのです。

それでは、定年退職によってなぜ認知症のリスクが増してしまうのだろうか?

退職したら、しばらくのんびり過ごしたいという人は多いでしょう。

しかし、会社に行く必要がなくなって「毎日が日曜日」になると、必然的に生活のペースが乱れてしまい、通勤の必要がなくなって運動不足になります。

また、頭を使う機会が減って、ぼんやりとテレビばかり見て過ごすのも危険です。

人間関係のほとんどが仕事がらみだったという人が退職すると、急に誰とも話さなくなる、なんていうことも。

これらはすべて、認知症のリスクにつながります。

 定年退職によって生活がガラリと変わり、外出が減って家に閉じこもりがちになったり、運動不足になったり、周囲とのコミュニケーションが減ったりすることが問題なのです。

特に今は新型コロナウィルス感染予防で外出の機会が少なくなってきていることが拍車をかけています。

そうならないためには、定年の前から、できれば50代の後半から、定年後にどのような生活を送るのかを考え始めたいものです。

また、もっと若い人は、自分の親など身近な人が定年退職を迎えたときに、認知症リスクの高い生活に変わってしまわないよう、注意してあげてください。

 実は、私自身はリタイヤ後の生き方やあり方を50歳代から考えて計画し、仕事ができる環境整備をすすめてきました。

今はそのプラン通りに実践しているところです。

これも認知症予防に間違いなくつながっているものと考えています。

つまり、あらかじめリタイヤ後の生き方を計画しておくことが大切になります。

その上で、日々どのようにしていけばよいのか順次話を進めていきます。

つづく

 
 
 

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