脳科学的栄養学No.1463
- 2月27日
- 読了時間: 4分
脳パフォーマンスは“眠り”で決まる!自分だけの快眠リズムの見つけ方⑥
◇ 今日から始める!「睡眠の質」を劇的に上げる5つの快眠習慣
① 朝日で体内時計をリセット!最高の1日が始まる
私たちの体内時計は、実は 24時間より少し長い。日本人の平均は 24時間10分 とも言われ、放っておくと毎日少しずつズレてしまう。
そのズレをリセットしてくれる最強のスイッチが 朝の光。
朝、太陽光に含まれるブルーライトを浴びると体内時計が整い、約15時間後に眠りのホルモン「メラトニン」が自然に分泌される。
たった数分の朝日習慣が、夜の眠りを大きく変えてくれる。
② 寝室から“光の刺激”を追放!スマホは持ち込まない
夜に強い光を見ると、メラトニンの分泌が抑えられ、脳が覚醒してしまう。
特に蛍光灯はブルーライトが多く、寝る前には不向き。
• 寝室は 暖色系の照明 に
• 就寝30分前には スマホ・PCをオフ
• 眠る前は徐々に照明を落として「脳のスイッチ」を切る
「スマホのブルーライトは大したことない」という説もあるが、光への感受性は人それぞれ。
明るい画面でSNSやゲームをすると興奮して眠気が飛ぶ人は多い。
快眠のためには、寝室にスマホを持ち込まない のがベスト。
③ “体温の波”を味方に!運動と入浴で深い眠りをつくる
質の高い睡眠には、体温のコントロールが欠かせない。
私たちは眠くなるとき、脳などの「深部体温」がスッと下がる。この“体温の下降”こそが、深い眠りへ導くスイッチになる。
そのスイッチを上手に押す方法が 運動 と 入浴。
• 定期的に運動する人は、寝つきが良くなる
• 夜中に目が覚めにくくなる
• 深いノンレム睡眠が増える
• 睡眠時間そのものも伸びる
特に午後〜夕方の運動は効果的。
いったん体温を上げておくと、その後の深部体温の下がり方が大きくなり、短時間で深い眠りに入りやすくなる。
入浴も同じ仕組みで、深部体温を一度上げてから自然に下げることで眠りを誘う。
就寝1時間前までに、ぬるめのお湯でゆっくり入るとリラックス効果も高まる。
ただし注意点もある。
夜に激しい運動をすると交感神経が興奮してしまい、逆に眠れなくなる。
ヨガやストレッチのような軽い動きなら寝る前でもOKだが、本格的な運動は 夕食前〜就寝3時間前まで に済ませておくのが理想。
④ その一杯が眠りを壊す!カフェインと寝酒の“夜の罠”に注意
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、眠気をつくる物質「アデノシン」の働きをブロックする“睡眠の妨害役”。
食後のコーヒーは定番だけれど、カフェインの作用が抜けるまでには 7〜8時間 かかると言われている。
快眠を目指すなら、夕方16時以降のカフェインは控えるのが賢明。
そしてもうひとつの落とし穴が「寝酒」。
アルコールは確かに寝つきを良くするが、体内で代謝されると覚醒作用のある物質に変わり、結果として…
• 眠りが浅くなる
• 夜中に目が覚めやすくなる
• 早朝に起きてしまう
という“睡眠の質の低下”を招いてしまう。
さらに毎晩飲む習慣がつくと、同じ量では眠れなくなり、酒量が増える危険もある。
一時的な寝つきの良さより、長い目で見た睡眠の質を優先したいところ。
⑤ 脳に「そろそろ眠るよ」と知らせる。自分だけの快眠ルーティンを育てる
梅干しを見ると唾が出るように、私たちの体には「条件反射」がある。
この仕組みを睡眠に応用するのが 快眠ルーティン=睡眠儀式。
毎晩同じ行動を繰り返すことで、脳は自然と「眠りモード」に切り替わる。
例えば…
• 心が落ち着く音楽を流す
• ゆったりストレッチをする
• 優しい光の中で読書をする
• アロマの香りでリラックスする
どれも“これをすると眠りに向かう”という合図になる。
大切なのは、自分が心地よくリラックスできること。
毎晩同じ順番で続けるほど、脳はスムーズに眠りの準備を始めてくれる。
「よし、そろそろ眠る時間だ」と脳に知らせる、自分だけの小さな儀式を育てていこう。
こまで紹介した5つの習慣を実践すれば、多くの人は睡眠の質がぐっと良くなるはず。
それでも「布団に入っても眠れない」「夜中に何度も目が覚める」といった悩みが続く場合は、別のアプローチが必要になることもある。
次回は、そんな“なかなか眠れない”ときの対策について取り上げていく。








































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